プログラミング・ロボット教室に子どもを参加させたいけれども、「カリキュラムはしっかりしているか」、「費用が高くないか」など、気になることも多いのではないでしょうか?
そこで今回、人気のCrefus(クレファス)とヒューマンアカデミーを、5つの項目で徹底的に比較して、結果をまとめてみました。
Crefus(クレファス)にしようかそれともヒューマンアカデミーにしようかで迷っている方はもとより、Crefus(クレファス)またはヒューマンアカデミーのどちらか一方を選択肢として考えている方も、両者を比較することで、より教室の良い点や悪い点を把握できるのではないかと思います。
通ってみた結果子どもには合わなかったと後悔することがないように、教室の比較を通じて、事前によく検討しておくことがおすすめです。
以下の比較の結果に目を通すことにより、ぜひ子どもを通わせるかどうかの参考にしてください。
結論!【Crefus(クレファス)とヒューマンアカデミー】それぞれの特徴とおすすめな人

Crefus(クレファス)とヒューマンアカデミーの特徴を比較した結果、どのような方がどちらの教室に向いているのか、結論をまとめてみました。
Crefus(クレファス)の特徴とおすすめな人!
Crefus(クレファス)の特徴は、
①FLLに参加可能
②ロボット検定試験がある
③20年の実績あるカリキュラム
です。
①については、世界最大級のロボット競技会「FLL(FIRST® LEGO® League)」に、日本代表として多くの子どもたちを送り出し、世界へのチャレンジをサポートしています。子どもたちが世界に目を広げ、目標を持つことで、お子さまの成長を実感できます。
②については、ロボットの製作に必要な知識や技能を評価し判定するのが「ロボット技術検定」です。Crefus(クレファス)は、そのロボット検定試験の認定校として、高い授業水準を保っています。
③については、Crefus(クレファス)は、2003年設立当初から20年にわたり、創り上げた教育カリキュラムに基づく体験的な学習や問題解決能力を養う学習により、知的好奇心や探究心、論理的な思考力、表現力の育成を目指しています。
以上から、Crefus(クレファス)がおすすめな人は、
①ロボット競技会に参加したい人
②授業水準が高い方がいい人
③実績のあるカリキュラムがいい人
です。
ヒューマンアカデミーの特徴とおすすめな人!
ヒューマンアカデミーの特徴は、
①国内シェアNO1のロボット教室
②世界に名だたるロボットクリエイターが監修
③費用が比較的かからない
です。
①については、ヒューマンアカデミーは、生徒数も教室数も国内シェアNo.1のロボット教室です。2021年11月末現在で、全国1600教室以上、生徒数25000人以上となっており、47都道府県のすべてを網羅しています。2019年6月に10周年を迎え、現在も教室数は伸び続けています。
②については、日本はもちろん海外からも広くリスペクトを集める、ロボット開発の第一人者、高橋智隆先生が、開講当初から重要な仕事として力を入れて監修しているのが、ヒューマンアカデミーです。高橋先生が、教材を含むすべてのカリキュラムを監修しています。
③については、ヒューマンアカデミーは、費用が、Crefus(クレファス)に比べると若干安めです。他の習い事もやっている等の理由で、ロボット教室だけにお金をかけられないという人には朗報です。
以上から、ヒューマンアカデミーがおすすめな人は、
①出来るだけ近所の教室に通いたい人
②ロボットクリエイターに憧れる人
③費用が安い方がいい人
です。
【違いはコレ!】Crefus(クレファス)とヒューマンアカデミーの比較表

Crefus(クレファス) | ヒューマンアカデミー | |
カリキュラム | 年長からKicksコースに通えます。
小3〜小5以上が対象のCrefusコース(ブロンズ/シルバー/ゴールド)が中心です。 小6でゴールドまで修了しさらにレベルアップに臨みたい人は、プラチナコースからの上級コースへ進めます。上級コースも段階別でコースがわかれてます。 |
年中からプレプライマリーコースに通えます。
小学生が対象のベーシックコース/ミドルコース/アドバンスコースが中心です。 アドバンスコース終了者はロボティクスプロフェッサーコースに進めますが、細かく段階別にはなってません。 |
料金 | 入会金:16,500円
Kicksコース(ベーシック) Crefusコース(ブロンズ) Crefusコース(シルバー) Crefusコース(ゴールド) Crefusコース(プラチナ) |
入学金 11,000円(入会時)
教材費 31,350円(入会時) 授業料 10,340円(月額) テキスト代 550円(月額) |
教室数 | 80教室以上 | 1600教室以上 |
受講形態 | 対面教室・オンライン | 対面教室・オンライン |
使用する教材 | 「LEGO®Education WeDo2.0・SPIKE™Essential
LEGO®Education SPIKE™Prime VEX EDR |
オリジナルロボット教材 |
公式サイト | https://crefus.com/ | https://kids.athuman.com/robo/ |
Crefus(クレファス)のカリキュラムは、年長〜小2が対象のKicksコース、小3〜小5以上が対象のCrefusコース(ブロンズ/シルバー/ゴールド)、ゴールドコース終了後の上級コース(プラチナ/M2/M3)、最上級のコース(SS/SS2/SS3)があります。
ヒューマンアカデミーのカリキュラムは、年中〜年長が対象のプレプライマリーコース、幼児〜小学校低学年が対象のプライマリーコース、小学生が対象のベーシックコース/ミドルコース/アドバンスコース、中学生以上が対象のロボティクスプロフェッサーコースがあります。
Crefus(クレファス)の料金は、入会金が16,500円、月謝が12,100円〜18,700円、他に教材費が18,700円〜58,520円かかります。
ヒューマンアカデミーの料金は、入学金が11,000円、授業料が10,340円、他に教材費が31,350円かかります。
Crefus(クレファス)の教室数は80教室以上、ヒューマンアカデミーの教室数は1600教室以上あります。
受講形態は、いずれも対面教室及びオンラインとなります。
Crefus(クレファス)で使用する教材は、年長〜小2ではLEGO®Education WeDo2.0・SPIKE™Essential、小学3年生〜高校3年生ではLEGO®Education SPIKE™Prime、最上級コースではVEX EDRです。
ヒューマンアカデミーで使用する教材は、オリジナルロボット教材です。
Crefus(クレファス)とヒューマンアカデミーはどっちがおすすめ?5つの項目で比較!

上の比較表を基に、Crefus(クレファス)とヒューマンアカデミーについて、主な相違点を、1 カリキュラム、2 料金、3 通いやすさ(教室数)、4 受講形態(オンライン・教室)、5 使用する教材の5つに絞って徹底比較してみました。比較表とあわせてご覧ください。
1 Crefus(クレファス)とヒューマンアカデミーをカリキュラムで比較!
Crefus (クレファス)のカリキュラムは、年間42回の通塾となり、1ヶ月にすると平均月3~4回になります。
その詳細は、以下の通りです。
Kicksコース
単に知識を詰め込むのではなく、子供が実際に自分の手を使って試行錯誤を繰り返し「ものをつくる」ハンズオン教育を行います。
そして、
ハード:原理・原則、算数領域(アーリーマス)
ソフト:論理的思考(ロジカルシンキング)
プレゼンテーション:表現力、創造(クリエイティブ)
の3つを柱として学ぶ中で、問題解決(PDCA)のサイクルを身につけます。
Crefusコース ブロンズ/シルバー/ゴールド
「ロボット」を題材としたものづくりを通してメカニズムの基礎学習、プログラミングの基本、ものづくりに必要な算数、物理、電気の基礎について学習します。ロボット競技会を通して学習成果の発表を行います。
Crefusコース プラチナ/M2/M3
Crefusの上級コースのカリキュラムでは、「ロボット」を題材としたものづくりを通してメカニズムの基礎学習、プログラミングの基本、ものづくりに必要な算数、物理、電気の基礎について学習します。ロボット競技会を通して学習成果の発表を行います。
Crefusコース SS
Crefusの最上級コースのカリキュラムでは、レゴ®教材から卒業し、より本格的なロボットキットVEX EDRを使用しています。
Crefusオリジナルのカリキュラムに沿ってこの教材を使用することにより、高校生から高度なプログラミング、本格的なロボット製作に挑戦することができます。

一方、ヒューマンアカデミーのカリキュラムは、1ヶ月に90分×2コマが1セットとなります。
その詳細は、以下の通りです。
プレプライマリーコース
年中・年長が対象で、スモールステップでムリなくロボットを作り上げます。
プライマリーコース
幼児~小学校低学年が対象で、テキストを見ながら、動くロボットを自らの手で作りあげます。
ベーシックコース
小学生が対象で、テキストを見ながらロボットを正確に製作し、構造や動きの仕組みを観察し、ロボットの改造にチャレンジします。
ミドルコース
小学生が対象で、より複雑な構造のロボットを製作します。
タブレットを用いて、初歩的なプログラム作成にも取り組み、ベーシックコースまでのロボットにはなかった、「感じて、考えて、動く」自律的なロボットを作り上げます。
アドバンスコース
小学校中学年以降(ミドルコース修了生)が対象で、本格ロボットの3要素である入力系(センサー)・制御系(マイコンブロック)・出力系(モーター等)を組み合わせることで、ミドルコースまでよりもより高度な「感じて、考えて、動く」自律的な賢いロボットを作り上げていきます。
ロボティクスプロフェッサーコース(ロボプロ)
「もっと本格的なロボットをつくりたい」「さらに難しい領域に挑戦したい」という子供たちの熱意に応えるため、ロボティクスプロフェッサーコースは、子ども向けにカスタマイズされた教材でなく、大学生や研究者が利用するものと同様のソフトウェアを使って学ぶのが特長です。

両者を比較すると、Crefus(クレファス)、ヒューマンアカデミーともに、年長から中学生以降まで段階的なカリキュラムがあります。
ただ、カリキュラムを見ると、Crefus(クレファス)の方がレベルが高いように思います。特に上級者のコースが充実しています。レベルの高い授業を求める方は、Crefus(クレファス)をおすすめします。
2、Crefus(クレファス)とヒューマンアカデミーを料金で比較!
Crefus(クレファス)の料金は、以下の通りです。
入会金:16,500円
コース | 対象 | 月謝 | 教材費 |
Kicksコース(ベーシック) | 年長〜小1 | 12,100円 | 24,000円 |
Kicksコース(アドバンス) | 小2 | 12,100円 | 24,000円 |
Crefusコース(ブロンズ) | 小3 | 16,500円 | 58,520円 |
Crefusコース(シルバー) | 小4 | 17,600円 | |
Crefusコース(ゴールド) | 小5(新規入学は中3まで) | 18,700円 | |
Crefusコース(プラチナ) | ゴールドコース修了者 | 18,700円 |
なお、進級時に追加部品代がかかります。

ヒューマンアカデミーの料金は、以下の通りです。
費目 | 料金 | 詳細 |
入学金 | 11,000円 | 入会時 |
教材費 | 31,350円 | 入会時 |
授業料 | 10,340円 | 月額 |
テキスト代 | 550円 | 月額 |
なお、進級時に追加部品代がかかります。

両者を比較すると、ヒューマンアカデミーの方が圧倒的に安いです。他の習い事もしている等の理由で料金は安い方がいいというご家庭は、ヒューマンアカデミーがおすすめです。
一方、Crefus(クレファス)は、高額なレゴ社の本格的な教材を使用しています。本格的な教材でしっかり学習したいというご家庭は、Crefus(クレファス)がおすすめです。
3、Crefus(クレファス)とヒューマンアカデミーの通いやすさ(教室数)で比較!
Crefus(クレファス)の教室数は、フランチャイズを含めて80教室以上となります。
一方、ヒューマンアカデミーの教室数は、2022年3月末で全国1600教室以上となります。
ヒューマンアカデミーの方が全国に教室数が多く、圧倒的に通いやすいといえます。
4、Crefus(クレファス)とヒューマンアカデミーを受講形態(オンライン・教室)で比較!
Crefus(クレファス)は、2003年の設立から20年にわたり、ロボット製作とプログラミング教室を運営し、すでに1万人以上の修了生がいます。
また、2022年に開設されたe-Crefus(イークレファス)は、クレファスと同じ教材を使いながら、自宅で学習しリモートで先生に質問できる、オンラインのロボット教室です。
一方、ヒューマンアカデミージュニアロボット教室は、2009年に設立され、現在では全国に1,600教室を展開し、26,000人が在籍しています。
また、ヒューマンアカデミージュニアリモートロボットコース(リモロボ)は、2021年7月に新規開講したオンライン完結のロボット教室です。
両者を比較すると、Crefus(クレファス)、ヒューマンアカデミーともに、対面での教室とオンラインを両方やっています。どちらも遜色ないと言っていいでしょう。
5、Crefus(クレファス)とヒューマンアカデミーの使用する教材で比較!
Crefus(クレファス)で使用する教材は、年長~小学2年生では「LEGO®Education WeDo2.0・SPIKE™Essential」、小学3年生〜高校3年生では「 LEGO®Education SPIKE™Prime」を使用し、
世界の教育現場で認められているLEGO®教材で学びます。
また、Crefusの上級コースのカリキュラムでは、レゴ®教材から卒業し、より本格的なロボットキットVEX EDRを使用しています。Crefusオリジナルのカリキュラムに沿ってこの教材を使用することにより、高校生から高度なプログラミング、本格的なロボット製作に挑戦することができます。
一方、ヒューマンアカデミーで使用する教材は、日本を代表するロボットクリエーター高橋智隆氏がアドバイザーとして監修するオリジナル教材です。
両者を比較すると、Crefus(クレファス)で使用する教材は、ロボットの世界では世界標準とも言えるLEGO®教材です。一方、ヒューマンアカデミーは教材費が安いというメリットがあります。どちらか良いかは、ご家庭の方針次第でしょう。
【Crefus(クレファス)とヒューマンアカデミー】比較まとめ

Crefus(クレファス)とヒューマンアカデミーの比較をまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
いずれも人気の教室ではありますが、ロボット競技会に参加したい人や授業水準がより高い方がいい人にはCrefus(クレファス)がおすすめであったり、出来るだけ近所の教室に通いたい人や費用が安い方がいい人にはヒューマンアカデミーがおすすめであったりと、両者の違いが明確になったのではないかと思います。
今の子どもたちが大人になる頃には「様々な仕事の約50%は人工知能とITに奪われてしまうのではないか」と言われています。
Crefus(クレファス)とヒューマンアカデミーの比較を通じて、いずれか一方が気になったという方は、ぜひ連絡を取ってみてください。