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【徹底比較】リタリコワンダーとステモンはどっちがおすすめ?5つの項目で比較!

プログラミング・ロボット教室に子どもを参加させたいけれども、「カリキュラムはしっかりしているか」、「費用が高くないか」など、気になることも多いのではないでしょうか?

そこで今回、人気のあるリタリコワンダーとステモンを、5つの項目で徹底的に比較して、結果をまとめてみました。

どこのプログラミング・ロボット教室に通うにしても、比較検討することが大切です。リタリコワンダーにしようかそれともステモンにしようかと迷っている方はもとより、リタリコワンダーまたはステモンのどちらか一方を選択肢として考えている方も、両者を比較することで、より教室の良い点や悪い点を把握できるのではないかと思います。

通ってみた結果子どもには合わなかったと後悔することがないように、教室の比較を通じて、事前によく検討しておくことがおすすめです。

以下の比較の結果に目を通すことにより、ぜひ子どもを通わせるかどうかの参考にしてください。

 

結論!【リタリコワンダーとステモン】それぞれの特徴とおすすめな人

リタリコワンダーとステモンの特徴を比較した結果、どのような方がどちらの教室に向いているのか、結論をまとめてみました。

 

リタリコワンダーの特徴とおすすめな人!

 

リタリコワンダーの特徴は、

①発達支援のサービスを展開しているリタリコが立ち上げたサービス
②オーダーメイド型のカリキュラム
③今後も続けさせたいという方が97%

です。

①については、リタリコが発達支援のサービスをやっていく中で、発達障害を持っている子どもが、自分の好きなことになるとものすごく熱中できて、能力を発揮することから、子どもが本当に好きなことや得意なことを伸ばしていくために、リタリコワンダーが設立されたという経緯があります。

②については、リタリコワンダーでは、子ども自身の好きなこと・得意なことに合わせて、子ども達に個別最適な教育を提供することをモットーにしています。そのため、少人数かつ個別の授業や、オーダーメイド型のカリキュラムを採用しています。

③については、子どもの興味や個性、つくりたいものに合わせて自分のペースで学べる環境だから、他の習いごとが続かないという子どもも、楽しく長く続けられると評判です。

以上から、リタリコワンダーがおすすめな人は、

①子どもの発達に悩みがある方
②既存のカリキュラムに捉われず学ばせたい方
③楽しく長く続けさせたい方

です。

 

ステモンの特徴とおすすめな人!

 

ステモンの特徴は、

①子どもの発達段階に合わせたカリキュラム
②物理の原理についても学べるカリキュラム
③適性検査型の入試など中学受験対策にも対応

①については、ステモンでは子どもの発達段階に合わせた教材・カリキュラムを開発し、年中から小学校6年生まで通える6つのクラスを用意しています。低学年では主に物理やプログラミングの基礎を学び、高学年ではパソコンを本格的に使用し、ゲームやアニメーション制作、ロボット制御を行います。

②については、ステモンではプログラミングやロボットだけでなく、ブロック教材を使って物理の原理についても学びます。小学校と中学校の理科の物理の領域は全てカバーしていて、電子回路や滑車のような概念が難しいところも、つくって体験することで理解できる仕掛けになっています。

③については、適性検査型の入試やSTEM入試など、これまでの受験対策では立ち行かない中学受験が増えています。低学年時にステモンで学びの基礎となる思考力や読解力を育むことで、新しい中学受験対策などの応用的な学びにもしっかり対応できるようになります。

 

以上から、ステモンがおすすめな人は、

①プログラミング・ロボット教室は小学生まででいいという方
②物理の原理についても学ばせたいという方
③中学受験を考えている方

です。

 

【違いはコレ!】リタリコワンダーとステモンの比較表 

リタリコワンダー ステモン
カリキュラム リタリコワンダーには決まったカリキュラムはありません。子どもの興味や習熟度に合わせて授業を設計しています。 子どもの発達段階に合わせ、年中から小学校6年生まで通える6つのクラスを用意しています。
料金 入会金16,500円
教室受講は90分あたり7,425円
オンライン受講は90分あたり5,500円
初期費用・各月の授業料は教室によって異なります。詳細は各教室にお問い合わせください。
教室数 21教室 100教室以上
受講形態 対面教室・オンライン 対面教室・オンライン
使用する教材 「レゴ® エデュケーションSPIKE™ ベーシック」
「レゴ®エデュケーションSPIKE™プライム」
世界中から厳選した15種類のSTEAM教材
公式サイト https://wonder.litalico.jp/ https://www.stemon.net/

リタリコワンダーには決まったカリキュラムはありませんが、ロボット、ゲーム&アプリ、デジタルファブリケーションの3コースに分かれています。また、ロボットコースは、年長から小学3年生のロボットクリエイトコースと小学3年生から高校生までのロボットテクニカルコースに分かれます。
ステモンのカリキュラムは、年中・年長はキンダリーに通います。その後、ベーシック(小学1・2年生)、アドバンス(小学2・3年生)、キッズエリート(小学3・4年生)、プログラミング&ロボティクス1st(小学4年生以上)、プログラミング&ロボティクス2nd(プログラミング&ロボティクス1st修了者)と続き、小学生6年生で終了します。

リタリコワンダーの料金は、入会金16,500円、ロボットコースの料金(90分あたり)は、教室受講が7,425円・オンライン受講が5,500円です(ゲーム&アプリエキスパートコースは別)。
ステモンの料金は、公式サイトには記載がありません。

リタリコワンダーの教室数は首都圏に21教室です。ステモンの教室数は全国に100教室以上あります。

受講形態は、リタリコワンダー・ステモンともに対面教室及びオンラインとなります。

リタリコワンダーで使用する教材は、ロボットクリエイトコースが「レゴ® エデュケーションSPIKE™ ベーシック」、ロボットテクニカルコースが「レゴ®エデュケーションSPIKE™プライム」です。
ステモンで使用する教材は、世界中から厳選した15種類のSTEAM教材です。

 

リタリコワンダーとステモンはどっちがおすすめ?5つの項目で比較!

 

上の比較表を基に、リタリコワンダーとステモンについて、主な相違点を、1 カリキュラム、2 料金、3 通いやすさ(教室数)、4 受講形態(オンライン・教室)、5 使用する教材、の5つに絞って徹底比較してみました。比較表とあわせてご覧ください。

 

1、リタリコワンダーとステモンをカリキュラムで比較!

 

リタリコワンダーには決まったカリキュラムはありません。子どもの興味や習熟度に合わせて授業を設計しています。
とはいえ、リタリコワンダーは、スキルや知識を身につけるため月4回以上の通塾(1回90分授業)が必要となります。その詳細は以下の通りです。

ロボットクリエイトコース(年長〜小学3年生)
ブロックを組み立てて、ロボット製作を行います。 パソコンでプログラミングを行い、 製作したロボットを動かします。マウス操作でプログラミングを行うため、 はじめてでも簡単に動かすことができます。
モーターやセンサーの使い方やプログラミングの基本をロボット製作を通して知り、 機械が動く仕組みを学びます。

ロボットテクニカルコース(小学3年生〜高校生)
様々なミッションをクリアするために、モーターやセンサーの仕組みを理解しながら、 プログラミングによるロボット制御について理解を深めていきます。 ロボット製作の過程で、自分の興味や関心のあるものを掘り下げ、 より複雑なロボット構造や高度なプログラム制御を習得していきます。

ゲーム&アプリプログラミングコース(年長〜高校生)
パソコン・スマートフォンで遊べるゲームやiPhoneアプリの制作を通して、 プログラミングの基礎となる考え方が身につくコースです。 子どもの興味・関心をきっかけに楽しくプログラミングを行うことができます。 

ゲーム&アプリエキスパートコース(小学3年生〜高校生)
Unity を使ったスマートフォン向け3Dゲーム・VRゲームの製作や、 HTML/CSS/JavaScriptを使ったWeb制作をします。 プログラミングの基礎を身につけた子どもが、 より応用的・発展的なものづくりを目指すコースです。 

デジタルファブリケーションコース(小学1年生〜高校生)
3Dプリンタやレーザーカッターなどのデジタル工作機器を使い、 ものづくりを行うコースです。パソコンやタブレットで立体物や平面のデザインを行い、 3Dプリンタで、実際に出力するなど、オリジナル作品の制作に挑戦します。

一方、ステモンのカリキュラムも年40回の通塾(キンダリーのみ24回)となり、1ヶ月にすると平均3~4回(1回60分)になります。その詳細は以下の通りです。

キンダリー(年中・年長)
STEAM領域に親しみを持たせ、自然と好奇心が育まれるクラスです。ブロックやプログラミング教材を使って、数や図形への興味を養います。

ベーシック(小学1・2年生)
STEAMの基礎を学ぶクラスです。ブロックを使ってエンジニアリングの基礎を学びます。また、タブレットを使ってプログラミングの考え方を学びます。

アドバンス(小学2・3年生)
STEAMの応用を学ぶクラスです。ブロックを使ったエンジニアリングの他、モーターを使いロボットの基本的な組み立てもします。プログラミングではゲームやメディアアートを作成します。

キッズエリート(小学3・4年生)
STEAMの知識を活用して課題を解決する力を育むクラスです。環境やエネルギー問題も学び、社会に向き合う態度も育みます。パソコンの基本操作とロボット制御も開始します。

プログラミング&ロボティクス1st(小学4年生以上)
物理の原理とパソコンを使ったプログラミングで、ゲーム作成やロボットの制御を行い、プログラミングの知識を楽しみながら学びます。教材はScratchやStudinoを用います。

プログラミング&ロボティクス2nd(プログラミング&ロボティクス1st修了者)
発展的なゲーム制作やロボット制御を行います。
また、プログラミングを活用したアート作品も制作します。

両者を比較すると、リタリコワンダーは年長から高校生までを対象として2段階のレベルに分かれているのに対し、ステモンは年中から小学6年生で終了するという違いがあります。
中学生以降もロボット・プログラミング教室を続けたい方は、ステモンをおすすめします。
また、リタリコワンダーは、決まったカリキュラムはないとしており、オーダーメイド型のカリキュラムを採用しています。これをどう評価するかはご家庭の方針次第でしょう。

 

2、リタリコワンダーとステモンを料金で比較!

 

リタリコワンダーの料金は、以下の通りです。

入会金:16,500円

教室受講の月謝

コース 対象 料金(90分あたり)
ロボットクリエイトコース 年長〜小学3年生 7,425円(税込)
ロボットテクニカルコース 小学3年生〜高校生 7,425円(税込)
ゲーム&アプリプログラミングコース 年長〜高校生 7,425円(税込)
ゲーム&アプリエキスパートコース 小学3年生〜高校生 8,525円(税込)
デジタルファブリケーションコース 小学1年生〜高校生 7,425円(税込)

コースによっては、別途購入が必要な商品があります。詳しくは教室までお問い合わせください。

 

オンライン受講の月謝

コース 対象 料金(90分あたり)
ロボットクリエイトコース 年長〜小学3年生 5,500円(税込)
ロボットテクニカルコース 小学3年生〜高校生 5,500円(税込)
ゲーム&アプリプログラミングコース 年長〜高校生 5,500円(税込)
ゲーム&アプリエキスパートコース 小学3年生〜高校生 6,875円(税込)
デジタルファブリケーションコース 小学1年生〜高校生 5,500円(税込)

コースによっては、別途購入が必要な商品がございます。詳しくは教室までお問い合わせください。

一方、ステモンの料金は、公式サイトには記載がありませんでしたが、荻窪校に料金の詳細が記載されていましたので、各校で多少の違いはあるかと思いますが、荻窪校の料金で比較したいと思います。

入会金 15,000円
施設管理費 800円

コース 対象 月謝
キンダリー 年中・年長 7,800円
ベーシック 小学1・2年生 9,800円
アドバンス 小学2・3年生 9,800円
キッズエリート 小学3・4年生 10,800円
プロロボ1st 小学4年生以上 13,800円
プロロボ2nd プロロボ1st修了者 13,800円

なお、教材の購入は必要ないですが、月額受講料とは別に毎月教材費が1,000円かかります。
また、年度更新料2,000円が別途発生します
また、プロロボ1stとプロロボ2ndのみPCが必要となりますので、ご家庭で用意ができない場合はPCレンタル費用2,000円が毎月発生します

両者を比較すると、リタリコワンダーの料金は1回あたりの料金なので、1ヶ月あたりに直すと、7,425円×8で59,400円となります。他のプログラミング・ロボット教室よりも高めなのが分かります。
ステモンは、教材費がかからないということもあり、圧倒的に費用が安いです。他の習い事もしている等の理由で費用を抑えて通わせたいというご家庭は、ステモンがおすすめです。

 

3、リタリコワンダーとステモンを通いやすさ(教室数)で比較!

 

リタリコワンダーの教室数は、都内を中心に首都圏に21教室があります。
一方、ステモンの教室数は、北海道から沖縄まで全国100教室以上あります。

両者を比べてみると、ステモンの方が圧倒的に教室数が多く、また地方にもあるため、首都圏以外の方でも通いやすいといえます。

 

4、リタリコワンダーとステモンを受講形態(オンライン・教室)で比較!

 

リタリコワンダーは、2014年にIT×ものづくり教室「Qremo」として開設され、2016年にリタリコワンダーに名称が変更されました。9年にわたりプログラミング・ロボット教室等を運営し、体験受講者数は3万人を超えています。その後、2020年からオンライン受講も可能となりました。

一方、ステモンも、2014年に開設した子供向けのSTEAM教育とプログラミングスクールです。その後は目覚ましい勢いで成長しており、2021年8月には、在籍生徒数は3,000名を超えています。なお、ステモンは、オンライン教室はやっておりません

両者を比較すると、リタリコワンダーは、対面での教室とオンラインの事業を両方行なっています。しかし、ステモンは対面の教室のみで、オンラインは行っておりません。受講形態に関しては、リタリコワンダーの方が利便性が高いと言っていいでしょう。

 

5、リタリコワンダーとステモンを使用する教材で比較!

 

リタリコワンダーで使用する教材は、ロボットクリエイトコース(年長〜小学3年生)が「レゴ® エデュケーションSPIKE™ ベーシック」、ロボットテクニカルコース(小学3年生〜高校生)が「レゴ®エデュケーションSPIKE™プライム」です。

一方、ステモンで使用する教材は、世界中から厳選した15種類のSTEAM教材です。これらを使うことで、発達段階に合わせ、思考やアイデアを深めることができます。そして、色々な教材に触れることで表現の幅を広げることができます。

両者を比較すると、リタリコワンダーは、ロボットの世界では世界標準とも言えるレゴ®教材を使うのに対し、ステモンは、世界中から厳選した15種類のSTEAM教材を使います。教材に関しては、どちらも遜色ないと言っていいでしょう。

 

【リタリコワンダーとステモン】比較まとめ

リタリコワンダーとステモンの比較をまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?

いずれも人気の教室ではありますが、親会社であるリタリコが発達支援のサービスをやっていることから子どもの発達に悩みがある方や、他の習いごとが続かないという子どもも楽しく長く続けられるとの評判に惹かれる方にはリタリコワンダーがおすすめであったり、ブロック教材を使って小学校と中学校の理科の物理の領域についても学ぶことから小学生のうちに物理を学ばせておきたいという方や、低学年時にステモンで学びの基礎となる思考力や読解力を育むことで新しい中学受験対策を考えている方にはステモンがおすすめであったりと、両者の違いが明確になったのではないかと思います。

今の子どもたちが大人になる頃には「様々な仕事の約50%は人工知能とITに奪われてしまうのではないか」と言われています。その一方で、プログラマーなどITに関わる人材は不足すると言われています。

リタリコワンダーとステモンの比較を通じて、いずれか一方が気になったという方は、ぜひ連絡を取ってみてください。