そんな悩みを持っているお父さんお母さんも多いかと思います。
まずお伝えしたいのは、2020年からプログラミングの学習が小学校で必修科目となっており、今後の社会において重要であることは間違いないということです。
とは言え、学生時代にプログラミングを学んでいないので、「プログラミング」や「ロボット教室」と聞いてもピンと来ない親御さんも多いかと思います。
また、「プログラミング」は知っていたとしても、各ロボット教室の違いを把握することまではなかなか骨の折れる作業ですよね。
そこで今回は、お子様対象のプログラミングが学べるロボット教室を選ぶ際に失敗しないように、学習内容やコスパなどを細かく解説します。
その中でも今回は、特に人気のある教室「ロッボクラブ」と「ヒューマンアカデミー」の2つに絞って、分かりやすく5項目で徹底的に比較しています。
ぜひ最後まで読んで、お子様にピッタリの教室を選んでくださいね!
この記事を読めば、「ロッボクラブ」と「ヒューマンアカデミー」のどっちがおススメなのか分かります!
ロッボクラブとヒューマンアカデミーはどっちがおすすめ?5つの項目で比較!
まずは「ロッボクラブ」と「ヒューマンアカデミー」を、各項目別で徹底的に比較していきます。
1、学習内容・カリキュラムや特徴で比較!
初めからプログラミングを中心としたロボット制作を学び、プログラミング学習に関わる数学的な知識や英語までも網羅的に学びたい方は、ロッボクラブがおススメです!
まずはブロックを組み立てることだけを徹底し、組み立てる楽しさや奥深さを学んでから、その後にプログラミングを学ぶ、段階的に学びたい方はヒューマンアカデミーがおススメです!
両教室に共通している点としては、STEAM教育の実施という点があります。
STEAM教育とは?
Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Mathematics(数学)を統合的に学習する「STEM教育」に、さらにArts(教養/創造性)を統合し、各教科での学習を実社会での課題解決に生かしていくための教科横断的な教育手法。
STEAM教育の最大のメリットは、実社会を生き抜くために必要なスキルが自然と身につくということです。
理数系分野を中心に学ぶことで実践的な知識・技能が身につき、さらには横断的に学ぶことで論理的思考力・問題解決力が身につきます。
他にも、STEAM教育は好奇心を活かした教育方法なので、お子様が自ら楽しんで学んでいけるのも魅力です。
以下、学習内容やカリキュラムを細かく解説します。
ロッボクラブ
学習内容 | プログラミング、英語、3Dモデリング、電子回路設計、ロボット工学、アプリ開発 |
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コース・カリキュラム | 月2回のコースと、月4回のコース ※年齢に応じて学習内容が変わります。 |
6~7歳
タイピングができなくても大丈夫。矢印でできるプログラミング教材で考え方を学んでいきます。
・プログラミングを動かす
・ロボットを動かす
・人型ロボットを動かす
・3Dペンで立体デザイン
・3Dプリンターで出力
8~10歳、11~14歳
8~10歳用と11~14歳用はプログラムの流れは一緒です。
ただし、11~14歳用のカリキュラムは練習問題などが難しくなり、より深い学びを得られるようになっています。
・ロボットを動かす
・アプリを作る
・センサー付きロボットを動かす
・IoTの世界:スマートハウスを作る
・マインクラフトでも学ぶ
・電子回路設計、回路図の制作
・3Dモデリングでイメージを形に
ロッボクラブのポイント
・一つのコースで学習内容全てを網羅的に学べます。
・また、プログラミングに関わる算数(数式)やパソコンの操作スキルも併行して学べます。
・上記内容の授業を外国人講師が英語でコミュニケーションをとりながら行うので、英語も身につきます。
・プログラミング言語は英語を使用するので、流れの中で自然に英語も学べるという仕組みです。(本格的な文法や英単語の授業などはありません)
※ヒューマンアカデミージュニアでは、ロボット教室、こどもプログラミング教室、英語教室、科学教室、さんすう数学教室があります。以下、ロボット教室について解説しています。
学習内容 | 物理的なロボット制作、電子工学、機械工学、プログラミング |
---|---|
コース・カリキュラム | プレプライマリーコース、プライマリーコース、ベーシックコース、ミドルコース、アドバンスコース |
プレプライマリーコース
スモールステップでムリなくロボットを作りながら、自分が作ったロボットが動く驚きと感動を味わえることを大切にした、スターターコースです。
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プライマリーコース
モーター部分の作りなどが、体感的に理解できるようになっています。パーツが原寸で表示された、分かりやすいテキストで学びます。
↓
ベーシックコース
テキストを見て正確にロボットを完成させながら、動きの仕組みや構造の理解を深め、その知識を使って意図通りの改造やオリジナルロボットが作れる力を身につけます。
↓
ミドルコース
より複雑な構造のロボットを完成させます。付属のミニタブレットを使ったプログラミングがスタートし、ロボットの動作を細かく制御することができるようになります。
↓
アドバンスコース
プログラミングで自律的に動くロボットを作ります。図面を読み取りながらロボットの構造を読み解き、完成させていく、高度な力を養います。
ヒューマンアカデミー(ロボット教室)のポイント
・基本的に順に学んでいく仕組みなので、プレプライマリーコースを修了したらプライマリーコースへ、という流れです。
・ベーシックコースまでは物理的なロボット制作を学び、ミドルコース以降で初めてプログラミングが始まります。ただ、ロボットを動かすための基礎の部分のみです。
・本格的なプログラミングを学びたい場合は、同会社の別の教室である「こどもプログラミング教室」への入学をおススメします。
・ロッボクラブとは違い英語は学べません。
2、料金、コスパ、教材費で比較!
入会金を除き、月謝以外で必要になる費用がなく、毎月決まった金額でお支払いを希望の方はロッボクラブがおススメです!また、月4回のコースを希望する方もロッボクラブがおススメです!
入会時やコースの進学の際に、キット代として31,350円の費用が発生しますが、毎月の支払いが安い方がいいとお考えの方はヒューマンアカデミーをおススメします!
月額だけで比較すればヒューマンアカデミーの方が安いですが、キット代という費用がコース入会時に発生するので、そこをどう考えるかで変わってきます。
例えば、1年以上の長期間確実に通い続ける場合は、キット代が発生したとしても月単位で費用を割って考えればヒューマンアカデミーの方がお得です。
以下詳細を解説します。
ロッボクラブ
月額まとめ
初月(入会月の費用)
入会金11,000円+授業料13,800円~23,000円=24,800円~34,000円(税込み)
次月以降(入会翌月からの費用)
授業料13,800円~23,000円(税込み)
※1回90分で、月2回コースと月4回コースがあります。
月額の詳細
入会金(初回のみ)
11,000円(税込み)各教室一律
授業料(毎月)
13,800円~23,000円(税込み)
※各教室、回数によって変動します。
例:経堂・甲子園・岡山中央教室・オンラインの場合
月2回コース:1回90分で13,800円(税込み)
月4回コース:1回90分で19,800円(税込み)
教材費
なし(月額に含まれます)各教室一律
その他費用
なし(キット購入などの費用も無し)各教室一律
ヒューマンアカデミー(ロボット教室)
月額まとめ(入会月の費用)
初月(入会月の費用)
入会金11,000円+授業料10,340円+教材費550円+ロボットキット代31,350円=53,240円(税込み)
次月以降(入会翌月からの費用)
授業料10,340円+教材費550円=10,890円(税込み)
※1回90分で、月2回の授業のみになります。
月額の詳細
入会金(初回のみ)
11,000円(税込み)各コース一律
授業料(毎月)
10,340円(税込み)各コース一律
教材費(毎月)
550円(税込み)各コース一律
その他費用
ロボットキット代 31,350円(税込み)(初回のみ)
※ミドルコース・アドバンスコース進級時、追加キット代が必要です
3、対象年齢で比較!
小学生になってから学びたい方はロッボクラブがおススメです!
年中から学びたい方はヒューマンアカデミーがおススメです!
ロッボクラブ
小学1年生から中学3年生までです。
ヒューマンアカデミー(ロボット教室)
年中から小学6年生までです。
※中学生向けの難しめのロボット教室の別コースもあり
4、全国の教室数で比較!
通いの場合と同じ内容の授業が受けられるオンラインでの入学を考えている方はロッボクラブがおススメです!
全国各地で多くの教室があり、教室数・在籍数ともに全国№1のシェアを誇る安心のロボット教室を希望している方はヒューマンアカデミーがおススメです!
ロッボクラブ
渋谷、経堂、山口周南、甲子園、岡山中央、オンライン
※オンラインでの入学の場合でも学習内容は変わりません。
ヒューマンアカデミー(ロボット教室)
全国各地で1,500以上(公式HPで検索可)、オンライン
※オンラインでの入学の場合はリモートロボットコース「リモロボ」という別コースになり、料金、学習内容ともに変わります。
5、使うロボットやプログラミング言語の種類で比較!
様々なプログラミング言語を学び、主にロボットを動かす仕組みについて深く学びたい方はロッボクラブがおススメです!
オリジナルのブロックを使って、主にロボットを手で組み立てるための創造力などを養いたい方はヒューマンアカデミーがおススメです!
ロッボクラブ
Robbo Scratch(Scratchというプログラミング教材を基にしたもの)を使用してロボットを動かします。
また、App Inventor、Unity、Pythonを使用しゲームも作れるようになります。
ヒューマンアカデミー(ロボット教室)
初歩的なScratchの操作からJavaScriptでゲームを作れるまでステップアップできます。
また、ロボット制作では実際に組み立てるキットも3種類あります。
・標準キット
全70種類、431パーツにより構成されています。
・ミドルキット
タブレット・マイコンボード・センサーを組み合わせて、プログラムで動くロボットを製作します。
・アドバンスキット
標準キット+ミドルキットに、更にセンサーが追加となり、より高度で賢いロボットを製作します。
ロボットの世界大会「ロボカップ」で史上初の5年連続優勝を達成した、ロボットクリエイターの高橋智隆先生が監修する、独自に開発したブロックを使用します。
それぞれ、より創造力が養われるように工夫されたブロックです。
結論!ロッボクラブとヒューマンアカデミーはそれぞれどちらがおススメか?
それぞれ5項目で比較しましたが、結局どっちが合っているのかをまとめます。
ロッボクラブがおすすめな方はこんな人!
・プログラミングを中心に、3Dモデリングで部品を制作する事を学び、電子回路設計を学んでどうすれば動かせるのかなど、総合的に学ばせたい人
・授業の中で、英語も一緒に学ばせたい人
・学習項目も選ぶ必要もなく、料金面でも分かりやすく安めで学ばせたい人
・ロボットを起点として、数式や英語、パソコン操作スキルなど網羅的に学ばせたい人
ヒューマンアカデミーがおすすめな方はこんな人!
・物理的なロボットの組み立てからスタートして、最終的にはプログラミングの基礎まで学ばせたい方
・長期的なスパンで、一歩ずつ確実にじっくり学ばせたい方
・全国的にも教室数や在籍数の多い教室で学ばせたい方
・いきなりプログラミングではなく、ロボット作りから始めさせたい方
そもそもロボット教室って意味あるの?
こちらの記事を読んでいる皆さまは、お子様がロボット教室で学ぶことが将来の役に立つという認識は当然あると思います。
ただ、毎月お金を払わなければいけないというのは事実なので、改めてロボット教室に通うことで学べることや魅力を整理したいと思います。
ただの工作活動ではない!
私を含めて、「ロボット教室」と聞くとただブロックを組み立てるだけの工作のようなイメージを持つ方も多いかと思います。
ただ、「自分が思った通りに動くロボットを作る」と聞くとどうでしょうか。
そうなるともはやブロックを組み立てるだけではなく、パソコンでプログラムを作り、動かすために指示をしなければいけないのです。
つまり、プログラミングの根本ともいえる「コンピュータに意図した動作を行わせるために、まとまった処理手順を作成し、与えること」が必要となり、学べるということです。
それが、ロボットという手に取って実感できる物体であるから、お子様もより楽しめるし、効率よくプログラミングを学べるのです。
学べることは技術や知識だけではない!
では、そのプログラミングを学ぶことで、知識以外にどんな力が身につくのかをお伝えします。
ズバリ、空間認識能力・論理的思考力・問題解決能力・想像力です。
大人になってからは、もっと現実的で実践的な知識を求めてしまいがちですが、その基盤となるのはこれらの能力だと私は思います。
逆に言えば、空間認識能力・論理的思考力・問題解決能力・想像力さえ高ければ、仕事も上手くこなせるでしょうし、自分で仕事を創り出すことさえ出来るのではないかとも思います。
なかなか見えにくい能力ではありますが、小学生のうちに楽しみながら自然に身につけておけば、将来大きな力になることは間違いありません。
【まとめ】まずは体験会に参加してみよう!
以上、今回はロッボクラブとヒューマンアカデミーの比較記事についてまとめました。
今回調査した結果、ロッボクラブとヒューマンアカデミーそれぞれに特徴があり、多くの違いがあることが分かりました。
どちらの教室を選ぶかは、何を重視するかによって人それぞれだと思いますので、今回の記事を参考にして、ピッタリのロボット教室を選んでくださいね。
ちなみに、個人的な見解としては、子どもににより広く深く学ばせたいならロッボクラブ、時間をかけてゆっくり一歩ずつ学ばせたいならヒューマンアカデミーかなと思います。
ただ、実際はお子様自身が楽しんで続けられるかどうかが一番重要だとも思います。
そこで、今回お伝えした内容を踏まえつつ、まずは実際の授業の雰囲気や講師陣の教え方などを見て、体験してみることをおススメします!
どちらの教室も体験会を実施しているので、ぜひチェックしてみて下さい!